病気になったことがない人でも理解できる、脳梗塞回復記録

こんな人におすすめ
  • 脳梗塞のリスクが高い人
  • 病気やケガで入院経験がある人
  • 病気に関心がある人
33歳漫画家志望が脳梗塞になった話
created by Rinker

脳梗塞についてのリアルな体験と情報が満載。入院やリハビリの不安が和らぎ、回復への希望が持てる

まず、何よりも言いたいのは作者さんが無事で本当に良かったということ!ネタバレのように感じる方もいるかと思いますが、無事じゃなかったら本は出ないのでお許しください。

さて、この本は脳梗塞についてかなり詳しく書かれています。人によって症状が異なることがわかりやすく、とても参考になりました。

入院生活の様子も描かれており、入院に対する不安が少し和らぎました。そして、帰宅後もリハビリが必要であることに驚きましたが、日常生活に慣れるためには必要不可欠なことだと学びました。

回復までに2年近くかかったことにも驚きましたが、患者さんの気持ちを理解するためには、このような事実を知ることが大切だと思います。おまけのページでは、脳梗塞について詳しく説明されているため、もし自分がなった場合に備えて考えるきっかけになりました。

『元通り』ではなく、『回復するかも』

私もこの言葉には驚き、現実を突きつけられたような気持になりました。

脳梗塞にかかると関知しない人もいるのだ、元通りになるとお医者様が言えないほどの重病なのだということを突き付けられた作者の驚きと恐怖が伝わってくるようでした。

また、作者の姉が、本人よりもつらくないのにと言いながら泣いているシーンには、読んでいる私自身も胸が締め付けられました。

家族がそんなことになったらつらいのは当たり前です。でも突然その状態になってしまった妹を思うと自分に厳しくしてしまう姉の気持ちもわかり、悲しくなってしまいました。

作品は作者の「読んだ人が重い気持ちになってほしくない」という考えから可愛いキャラと明るい雰囲気で進行します。

だからこそ、間に挟まる重い話が胸に図軍とのしかかるように感じました。

病気になったことがない人でも理解できる、脳梗塞回復記録

私にとって脳梗塞が他人事ではなくなってしまったため、この本を手に取りました。

この本は自分が脳梗塞になってしまった場合のことを考えるきっかけになったと感じています。

健康であることは当たり前ではないことを思い出させてくれました。この本を読んだことで、自分自身の健康について考える良い機会にもなりました。

この本は、病気になったことがない人でも、自分自身や家族、友人等が病気になってしまった場合に、どのようなことが起こるのかを理解するための良い教材だと思います。また、病気になった人が回復するまでの道のりを知ることで、彼らの気持ちを理解することができ、助けることができるかもしれません。

最後に、この本を読んで、私自身が何か役に立てることがあれば、患者さんやその家族に対するサポートの一助になれるよう、努めていきたいと思いました。

33歳漫画家志望が脳梗塞になった話
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